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題名：エン
画材：愛、氣、アクリル、木板
縦横：72.8cm x 51.5cm
制作：2023年
解説：cosmic rhythm series
木目は人間ではなく、
地球が生み出すライン。
もっと大きな意味で言うならば
宇宙のリズムであると考える。
そのリズムに沿って（尊重して）
描くことで宇宙一体的なワンネスを
表現することを目指した。
...
木目とは宇宙のリズムを
可視化したものであるという仮定の元、
木目を尊重し、木目に沿って、
木目から絵を展開させる形で制作する。
自然の力を借りながら、
自然の流れに従いながら表現する。
それは、自然との対話でもあり、
宇宙のリズムに乗る行為だと考えている。
このことで宇宙的な一体感を
表現・確立している。
詩：エン
生まれ、出会い、
別れ、消えていく
縁に身を委ねる私達は
宇宙を漂う煙のようなもの
物語：エン
生きとし生けるものは
誰もがこの世界に生まれ、
いつかは死に、消えていく。
生きている間は不思議な縁で
互いが出会い、関わり、別れていく。
それらのことを
大きな視点から俯瞰した時、
もしかしたら私達生き物はフッと現れて、
少しだけ漂い、ふわふわと消えていく
煙のような存在なのかも知れない。
揺らぎ、踊り合っている
だけかも知れない。
そのシンプルでいて
神秘的なサイクルは生命が誕生した
太古から今現在も続いている。
そしてきっとずっと遠い未来へと
このサイクルは円のように
回り続けていくのだろう。
