Cosmic Connector
題名:Cosmic Connector
画材:愛、氣、アクリル、メディウム、木
横縦:122 cm x 61.2 cm
制作:2024年
詩 | Cosmic Connector
”ミツバチがいなくなったら、
人類は4年で滅びる。”
「ミツバチがいなくなったら、人類は4年で滅びる」
これは世界的な理論物理学者のアルバート・アインシュタインが提唱したとされる言葉である。彼自身が証言したという明確な証拠は無いので真偽は不明だが、この言葉には強い説得力がある。
ミツバチという植物の受粉を特に助けている生物がいなくなると、野菜、果物、ナッツ、スパイス、衣服などの原料になる植物の大半も絶滅してしまうからだという。植物が減少すれば、草食動物も減少し、同時に肉食動物も減少していくだろう。つまり、人類だけでなく地球の多種多様な生命体の多くが姿を消すことになるかも知れない。そう考えると、ミツバチという生き物はこの地球全体の生命の循環を担っていると言える。
このことを宇宙の視点から俯瞰した時、彼らは地球という宇宙の一部を循環している状態にある。多くの生命体の循環を助け、それぞれの生命エネルギーを繋げ合っている。この循環が止まってしまうことは、宇宙自体へも何かしらの影響を及ぼすかも知れない。
そんな貴重なミツバチは現在、農薬や戦争、環境破壊などの要因によって絶滅危惧種に指定されている。彼らをこのまま絶滅に追い込むのか、あるいは守るのかは人間の手に掛かっている。