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宇宙と共作
木目と対話し、そこに見えるものを描く。木目とは、植物という生命体と宇宙の普遍的な理(天候、重力、季節の巡り、地球の自転、太陽光など)が、長い年月をかけて刻んだ痕跡だ。それは宇宙のリズムの物理的な記録に思える。だから、この実践は私という「個」を、宇宙という「全」と統合する行為だと考えている。
支持体には、主に路上で集めた廃材を用いている。唯一無二の形、割れ、傷。見知らぬ誰かとの歴史が、そこにはある。捨てられた物を拾い上げ、洗い、アートとして生まれ変わらせている。作品は、暗闇の中で静かに光る。
この実践は、釈迦の説いた縁起の法則(すべての物事は相互に依存して存在している)と共鳴している。また、侘び寂び、一期一会、古神道——母国を離れ、世界を旅し、異国で暮らす日々の中で再認識した、私の中に息づくものとも響き合っている。
人間と宇宙、個と全。その全ては一つだ。