題名:和氣藹々
制作:2021年
【背景】
縦 59.5cm / 横 42cm / 奥行 2cm
画材:木板、アクリル絵具、メディウム、ウッドバーニング、ニス
【アクリル板・各3枚】
縦 35cm / 横 26cm / 奥行 3cm
画材:アクリル板、水彩紙、透明水彩、ペン、インク
解説1 鳥獣人物戯画
漫画・アニメは
今や世界に誇る日本の文化だ
その原点という説がある
鳥獣人物戯画は
約1000年前に描かれた
具体的にいつ、誰が、
何の目的で
何を表しているのか
未だに全て謎に包まれているが
長い年月の中で重宝され
国宝となっている
約1000年の時を超え
多くの謎を抱えたまま
現代アートとして
再創造(オマージュ)した
解説2 和氣藹々
近年から続く
世界規模のパンデミック騒動
悲観的でドンヨリとした
空氣感がある世の中とは
対照的に
和氣藹々、ワクワクと
走り戯れ回る動物達
彼らが色々な場所を
自由に駆け回れるよう
3次元的な表現を用いている
解説3 時間旅行
全長44mという長さの
鳥獣人物戯画の絵巻には
多数のキャラクターが登場する
今回オマージュに選んだ
モチーフの猿、兎、蛙だが
実は何故か彼ら3匹だけが絵巻の
時間の流れと逆走している
彼らは時間を逆行することで
どこを目指したのか?
過去、あるいは、未来への
時間旅行なのか?