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ToggleFlow Ⅳ/Ⅵ

作品概要
題名:Flow Ⅳ/Ⅵ
画材:愛、氣、アクリル、バーニッシュ、木
横縦:80 x 61 cm(1枚あたり)
制作:2025年

詩:Flow
流れに身を任せよう。
私たちは流れそのものなのだから。

解説:Flow
不思議とこの世界には人智を超えた
宇宙の「流れ」があるように思える。
それは運命とも呼べるし、
導きなどと呼べるかも知れない。
「流れ」に抗うことで、
苦しむこともあるかも知れない。
「流れ」に乗ることで、
新しい世界に辿り着くかも知れない。
人はそこにそれぞれの解釈をする。
でもきっと、
「流れ」に善悪は無く、
「流れ」は「流れ」として
ただ純粋に存在しているだけであると思う。
本作は自己のエゴを極力まで減らし、
自然素材の木目の流れに身を任せる形で
色を乗せていった。
そうして、
不思議な模様として立ち上がった絵は
宇宙の流れを純粋に可視化したもの
であると考えている。
本作は特殊な塗料で製作されており、
闇の中でそっと光を放つ。
闇と光、対極する2つは寄り添い、
夜、別の姿を現す。
暗闇はできれば避けたい。
しかし、暗闇があるからこそ、光は輝く。
愛を深く学ぶことができる。
誰かを、この世界を照らすことができる。
そのような意味を込めている。
本作は独立している6枚の絵が
1枚の大きな絵となっている。
それまで別々に見えるものが、
実は1つだったと氣づける時、
私達は別の何か大事なことに気付いたり、
思い出すのかもしれない。
もし、作品の前で、
あなたの中で震える何かを感じたなら、
それはきっと、
あなたの中に流れる宇宙のリズム。
内なる光。
どうかその響きを、輝きを、いつまでも
大切にしていただきたい。
全ては完璧な流れ。
あなたも誰もが流れそのもの。
だから、大丈夫。
全部が全部、大丈夫。
