今回の決断の背景としては、

同時にいくつもの

事象が重なったことによる

不思議な「導き」を感じてのものです。

 

コロナの収束、世界情勢、

日本と世界のアートマーケットの状況

などが関係していますが、

主には個人的ないくつかの

大きなライフチェンジが関係してます。

 

ここ数年で急激で大きな変化がありました。

かなり辛く苦しい想いもしてきました。

１人の人間らしく

悲しみに泣き続けたり、

憤り続けたこともありました。

 

今も尚、心の傷は完全には癒えていない

ものもあると思います。

 

でも、その全ての事象を俯瞰した時。

きっとこの全ては完璧なタイミングであり

いつの日かこれで良かったと思える日が

来るのだろうともどこかで感じています。

 

その予感はかつての長い１人旅の経験から

来るものだと思います。

 

そして、

その全ての事象の点と点を

繋ぎ合わせていくと

今、日本での仕事、家、アトリエなど

その全てを手放し。

 

今このタイミングで旅立つのが良い

という判断になりました。

 

正直、、

西洋の中心地で１人のアジア人の自分が

アーティストとして歩んでいくことに

強い不安と恐怖心はあります。

 

文化も言語も違う異国の地で

自分という人間に何が出来るのか。

やっていけるのかとさえ考えたりします。

考え出してしまうと

本当は行きたくないとさえ思います。

 

でも、もう1人の冷静な自分が言います。

全てはやってみないとわからない。

行ってみないとわからない。

人生、やらない後悔はしない方が良い。

今、行かなかったらきっと一生行かない。

それで本当にいいのか？と。

 

それに例えこの挑戦が失敗に終わっても

それは失敗では無くて

人生経験が１つ増えることでもある。

 

それに、その失敗も含めてこの挑戦を

どこかの誰かに見て貰えること。

それはきっとその方にとっても何かしら

得られるものがあるはずだと。

 

・・・

日本を離れることは勿論、

寂しいです。

 

日本という国が大好きです。

文化も食事も安全性も

自然も技術も

その全てが美しい。

 

この国で生まれ育ってこれたこと

凄く誇りに思えます。

 

そして何より

日本の皆が大好きです。

いや、もう愛しています。

 

この国は、

自分の大切な「帰る場所」であり

ずっと暮らしていたい場所です。

 

この素晴らしい国に

何か少しでも還元できるくらい

成長することを目標に

日々精進したいと思います。

 

また、もし現地でアートの活路が見えたら

日本のアート・アーティスト達の

架け橋のような存在にもなれたら

良いなとも思っています。

 

最後にはなりますが、

旅立つ前に国内最後の

個展とイベントのお知らせです。

 

４月１２日〜１５日の期間

都内大田区にて開催します。

タイミングが合えば是非お越しください。

 

詳細は別記事にて書いていますので

是非ご覧になってくださいね。

https://kota-yoshida.com/atelier-ume-8/