アムステルダム国立モニュメントでライブペイント | オランダ 2024秋 | Kota | Oneness Artist

アムステルダム国立モニュメントでライブペイントしてみた | オランダ 2024秋

 

2024年10月19日

 

オランダのアムステルダムの中心地でストリートライブペイントのパフォーマンスを敢行しました。

 

アムステルダムはオランダの中心地であり、世界でも有数の観光地です。

物凄い観光客達の中での実施でした。

 

曇り氣味の空の下、活発で刺激的な街で無事に開幕と閉幕が出来ました。

ありがとうございました。

 

結論から言うと、アムステルダムの中心地の2箇所で実施しました。

 

まずは、アムステルダム中央駅の前にある大きな橋の上で実施しました。

世界有数な観光地だけあって物凄い数の観光客達がひしめき合っていました。

 

先日、INDの前で路上アートを実施した時よりも多人種・多民族の方々が大勢、目の前を行き交っていました。

 

オランダ移民局(IND)の目の前で移民(自分)がアート | デンハーグ・オランダ 2024秋

 

大通りでは何かのパレードも実施されており、スモークを空へと舞い上がらせながら爆音で徐行する大型トラックが何台も前を通り過ぎて行きました。トラックの荷台部分は大きな部屋みたいになっていて、生演奏のDJやミュージシャンダンサー達がパフォーマンスをしていました。

とても似ているという訳ではないけど、映画「マッドマックス・怒りのデスロード」を自然と思い出している自分がいました。

 

周囲には溢れかえる観光客達に向けて熱心に宗教の布教活動をする人々も多くいらっしゃいました。

 

中には私の所まで来て「神を信じるか?」と、熱心に説いていました。

「本当にこの世界には色々な人々が暮らしているんだな。皆んなそれぞれの世界を通して世界を見ている。生きている。」と、頭では分かってはいたけれど、今回の実施で強く自覚できました。

騒音と人混み。

多種多様な匂い、言語、文化。

明らかに情報過多な状況で作品に影響が強く出そうだと感じ、場所を変えることにしました。

 

歩いて15分程の場所にあった「国立モニュメント」の前で再実施しました。

空へと大きく突き出るように立った白い巨大な彫刻は、第二次世界大戦の戦没者の為の追悼のモニュメントでした。

 

このモニュメントの前で世界平和を祈りながら、描かせていただきました。

時折、人が話しかけにきてくれたり、絵をじっと見つめてくれたりしました。

 

この時、印象的だったのは、勇気を持って話しかけに来てくれた何人かの子供達でした。

 

最初はオランダ語?フランス語?で語り掛けて来てくれましたが、私の「ごめん分からない...」という表情を読むとすぐに英語に変換して氣持ちを伝えてくれました。

直球な言葉とボディランゲージと満開の笑顔で賞賛してくれました。

まだ2桁にもなっていない年齢ですぐに英語に切り替えて会話ができること。

そして、「今感動している」ということを全身で表現している姿に心打たれるものがありました。

当たり前のように投げ銭もしてくれました。

感謝と尊敬です。

 

絵を描いていた前方には「ダム広場」が広がっていました。

元々この場所にはダムがあり、この場所を中心に漁業などで発展を遂げた街が今のアムステルダムだそうです。(アムステル川という川の水がこのダムに流れていたそう。アムステル+ダム=アムステルダム)

 

そんな歴史ある場所でしたが、パレスチナとイスラエルの戦争についてパレスチナ側の視点でデモ活動する方々が大声で戦争の状況を訴え続けていました。

平和のモニュメントの前で現在進行形で行われている戦争の抗議デモを聞きながら、絵を黙々と描く。。

 

氣付けば、私は深い思考の中に落ちていきました。

世界各地で勃発し続ける戦争により、過去から現在進行形で多くの方々が亡くなり続けている事実。

 

みんな同じ人間なのに、みんなどこかで繋がっているのに、お互いの正義の為にお互いを虐殺し合える人間の不思議。そして、自然環境の破壊。

世界平和は人類にとっても、この地球の環境にとっても、達成することが必須な非常に大きな課題だと思います。

 

私は私のアート・表現活動でこれらの問題に貢献すると決めています。

私自身、貢献できると信じています。

 

こうして文にして残すことでも読んでいただける方々に「世界平和」を心にそっと置くことにもなるとも思っています。

自分のアート活動でのゴールを強く再意識できる活動となりました。

 

この場所で絵を描く為に最初のライブペイントの場所から離れたと考えると、何か大きな存在に導かれていたような氣も今しています。

 

平和の祈りを込めて。

今日もどこかで描きます。

 

アムステルダムの皆様、本当にありがとうございました。

ここまで読んでいただきありがとうございました。